ぼくのかんがえた「君の名は」をもっと楽しめるしあわせ考察

4回観ました 書きたくなりました
君の名は映画館で2回。そして飛行機の中で2回。じっくり4回観ました。そんな中で考えさせられたあれこれを今回は書き記したいと思います。
まぁ、私なりの考察記事です。
ネタバレ含みますので、DVD化、Blueray化を心待ちにしている方々はお引き取りください!
早くディスクでねーかなー!!!もう一回観たい!
君の名は の疑問と考察
宮水神社のご神体が祀られている祠の壁画は誰が書いたものか?
様々な疑問は4回も見れば概ねスッキリできるが、どうしても気になったのがこの壁画。
なぜあのタイミングで彗星の壁画を表現してきたのだろうか。
1200年前、誰かがそれを描いたのは間違いないと思う。
なぜならば、ティアマト彗星は3度、糸守に落ちている、と考察できるからだ。
1つ目は2400年前? 宮水神社のご神体が祀られている祠のクレーター。

2つ目は1200年前、糸守湖を形成した彗星によるもの。

そして3つ目が三葉の命を奪ったものだ。

ここにはもう一つ疑問がある。
それはあの宮水神社のご神体が祀られている巨石の存在だ。

人工物としては雑すぎるし、山頂にわざわざ作るとも思えない。
何かの理由であの位置に、巨大な岩が位置している、と考えるほうが自然に思う。
もし、1つ目の彗星があの山頂のクレーターに落ちたものであれば、あのような巨石が残るとは思えない。
そうなると、あの巨石は2つ目の彗星落下以降であの場所に現れたと考えられる。
たとえば、糸守湖ができたときの衝撃で奇跡的にクレーターの中心へ吹き飛ばされ、奇跡的にあのような状態を作り上げたと考えられる。
たしかに道中にもそれらしい岩がゴロゴロしていた。

1200年前、彗星が落ちてきた。
そのとき当時の人はこう思ったのではなかろうか。
「あの山頂のクレーターは彗星によるものだったんじゃね?」
「2度あることは3度あるって言うしな・・・。子孫に教えてやんねーと。」
そして生き延びた人たちが、子孫にこのことを伝えるために、山頂のクレーターの巨石をご神体として祀り、宮水神社の、糸守の歴史を築いたのではなかろうか。それが組紐だったり、口噛み酒だったり、ムスビだったり。
ところが200年前の繭五郎の大火(だっけ?)で、書面が燃え、言い伝え、習わしだけが残ったんじゃないのかな。
しかしこの火災で焼けなかったもの。それが今回疑問視している、祠の壁画だ。

いったい誰が、何のために、あの場所に、あの彗星の絵を描いたのか。
それが問題であり、それが幸せな結末を描く上で極めて重要なのだ。
作中、絵を描いている人物を思い出して欲しい。
彼はなぜ、あんなにも絵が上手なのか。
なぜ絵を描くカットが多いのか。
そしてなぜ「前前前世」なのか。
私にはどうしてもその人物が、1200年前に大切な人を失い、
その人にいつか会いたいという想いが、
この出会いに繋がっているように思えてならない。

どうだろう。
こんな風に考えてみたら、もう一度観たくなりません?
ディスクはよっ!!
心が体を追い越してきたんだよ
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