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時を超えてあの傑作RPGが甦る「クロノトリガー」のレビュー iPhone

クロノ・トリガー
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クロノ・トリガー
SQUARE ENIXの移植RPG。RPG史上にその名を刻み続ける傑作。

定番本格星5iPhoneスクエニRPG移植日本語レビュー



SFC版をプレイした方には太鼓判、初プレイの方は要一読


2011年12月9日にSQUARE ENIX(渋谷区・代々木)が発売したJRPG「クロノ・トリガー」をプレイしたので紹介します。価格は1200円で、iPhone/iPod Touchに対応しています。Retinaディスプレイは非対応です。クロノトリガーと言えば、1995年に当時のスクウェアがスーパーファミコン向けに発売したRPGで、豪華開発陣(坂口博信、堀井雄二、鳥山明ら)により製作されたことで一躍話題を呼んだ名作です。時を越えて世界を救っていく壮大な世界観に、一つのストーリーに縛られない自由度、プレイヤーを飽きさせないやりこみ要素は、数あるRPGの中でも傑作と言える作品ですね。
ゲーム好きとしては、クロノトリガーをiPhoneでプレイできるなんてまさに夢のコラボ。まだかまだかと待ち侘びた2012年を締めくくる(?)ビッグタイトルです!

 興奮と感動はそのままに
クロノトリガーiPhone
クロノトリガーは実に16年ぶりのプレイになります。月日が経つのは早いものです。16年経った今、流石に古くさ~いゲームに感じてしまうんだろうなーと不安混じりの期待感の中プレイ開始。なんと言いますか、全体的に古くさいのは間違いなくてグラフィックなんかは特にスーパーファミコン時代って感じ。でもストーリーとか世界観とか演出とか。そういったものは時が流れても変わらないものだなぁと実感しましたね。カエルがグランドリオンを手にするシーンや、ロボの昔の仲間との対面シーンなど、何度プレイしてもグッとくるものがありますね。

 ゲーム内メッセージはスマフォ用に焼き直し
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▲スーパーファミコン版クロノトリガー
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▲iPhone/iPod Touch版クロノトリガー
ゲーム内メッセージは焼き直しされ、システムメッセージの「ボタンを押す」は「タッチする」に内容変更されています。グラフィックはスーパーファミコン同等ですが、メッセージは綺麗に焼き直されています。またSFC版ではテレビゲームであったためテキストサイズの大きさから画面半分近いメッセージウインドウが表示されていましたが、スマフォ版ではスッキリと約1/2程度まで縮小され、より広いゲーム画面が表示されるようになりました。またこのメッセージウインドウは上下にスライドさせることで表示個所を入れ変えることも可能です。

 操作性は及第点。工夫を感じるメニュー周り
クロノトリガーiPhoneメニュー 写真 Dec 10, 9 17 28 PM
移動は仮想キーパッドでChaos RingsやFF3同様に画面のどこをタッチしてもその点にキーパッドが出現する方式です。クロノトリガーの場合ミニゲームなどでシビアな操作を要求されるシーンが多々ありますが、やはり仮想キーパッドでの操作ではやや違和感を感じますね。PS2のアナログスティックで操作したときのような感じと言ったら分かりやすいでしょうか。真横や真上など一方向への移動が難しい。だから未来のバイクレースやねずみを捕まえるイベント、原始の狩りの森のヌゥ狩り、死の山での吹雪回避などは慣れが必要です。一応無理ではないですが、難しい。。特に死の山は本当にね。。
メニュー周りにはiPhone/iPod Touchの画面に合わせて最適に調整されていて、最初は戸惑いましたが(特にセーブの方法)慣れると良く考えられているな~と思えるようになりました。クロノトリガーの醍醐味の一つの連携技も仲間入れ替え画面からリスト表示されるのも嬉しい。装備やアイテム画面にもスマフォならではの工夫を感じます。

 戦闘操作はタッチ&スワイプ操作
写真 Dec 10, 10 23 26 PM
戦闘操作にもこれまでにない工夫を感じます。クロノトリガーの戦闘と言えばエンカウント式ながらモンスターが動き回る内容であるため、攻撃ターゲットをタッチする方式では操作性に難が生じます。そのためターゲットや行動の選択にはスワイプ操作を採用しています。スワイプ操作によって攻撃ターゲットを選択、行動キャラクターを選択します。慣れないうちは違和感を感じると思いますが、これまた良く考えられている操作方法と感じますね。しかしながらやはり戦闘は結構もたつくため、バトル方式はアクティブではなくウェイトを選択すべきだと思います。

 SFC版にはない追加要素も収録
アプリ紹介文によると、ニンテンドーDS版で追加された新要素「次元のゆがみ」「竜の聖域」も収録されているようです。これはSFC版しかプレイしていない私のような似非ゲーマーには嬉しい情報。ちょっと得した気分になります。
「次元のゆがみ」:突如出現した謎のダンジョン。侵入するたびに毎回変化するダンジョンの最深部、さらにその先に待ち受けるものとは!?
「竜の聖域」:「原始」と「中世」に現れる謎のゲート。様々な依頼(クエスト)をクリアしていくことで先に進めるのだが…。


ファンとしては大満足の出来栄えながら、万人にオススメ出来るかというと少し後ろめたい。やはりゲーマー向け、思い出補正でプレイすべきタイトルで初プレイの人が過度の期待を持ってプレイすると肩透かしを食らいます。当時を知る人がニヤニヤしながらプレイするゲームだということを理解した上で購入すべきでしょう。
「時を超え、世界を救うRPG」言葉にすると3流映画のような内容ですが、実際にプレイするとゲームの持つ世界観にドンドン引き込まれていきます。不屈の名作とはまさにクロノトリガーのことだと改めて思わされました。

ダウンロード(iTunesが起動します)


 蘇る名シーンの数々
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写真 Dec 10, 2 00 26 AM 写真 Dec 10, 8 28 16 PM
写真 Dec 10, 10 05 24 AM 写真 Dec 10, 10 19 00 PM

*アプリ価格・仕様は記事作成時(2011/12/11)のものです。最新情報はiTunesストアにてご確認下さい。

カテゴリ:RPG、アクションRPG

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